WebAR³ VPS について
WebAR³ VPS SDK は、屋内・屋外を問わず マーカー不要 で動作するビジュアルポジショニングとナビゲーションのプラットフォームです。
単一のインターフェースで 全体ルートを俯瞰できる 2D マップ と ステップごとの AR 経路案内 を同時に提供します。起動は QR コードを読み取るだけ。独自の AR Clip(インスタントアプリ) 技術により、インストールや事前配布は不要です。

主な特長
- マーカーなしで最大 50cm の精度 — 約 20 メートルごとに再スキャンしたかのように、位置を継続的に補正します。
- 300 ミリ秒未満の低遅延 — サーバー側で推定した結果がリアルタイムに返り、AR 表示が滑らかです。
- スケール自由度 — 店舗の 1 フロアからキャンパス、都市規模まで単一のマップでシームレスにカバー。
- GPS 非依存設計 — 屋内では GPS に頼らず、屋外では必要に応じて GPS を併用できます。
- AR Clip による即時体験 — QR スキャン → 即 AR 体験。面倒なアプリ導入や更新作業を削減。
- AR グラス互換 — XREAL、Rokid、Pico などのデバイスでも追加インフラなしで安定したアンカーを提供。
従来方式との比較
| 項目 | WebAR³ VPS SDK | 従来の一般的な手法 |
|---|---|---|
| 起動フロー | QR → そのまま AR (AR Clip) / インストール不要 | アプリ導入や複雑なオンボーディングが必要 |
| 位置精度 | 最大 50cm、マーカー不要 | 長距離移動でドリフトが蓄積しやすい |
| マーカー設置 | 不要 | 数メートルおきにコードや画像が必要 |
| GPS 必須条件 | 屋内は GPS なし、屋外はオプション | 屋内でも外部インフラに依存するケースが多い |
| カバレッジ | 部屋 → 建物 → キャンパス → 都市 とシームレス | ゾーンが分断されがち |
| ナビゲーション | 2D マップ + AR 案内 + バーチャルガイド を一体提供 | 別システムを統合する必要 |
| 分析機能 | ヒートマップ & 行動ログ標準搭載 | 外部ツールや自前開発が必要 |
| コンテンツ運用 | Web コンソールで即更新 / アプリ再配布不要 | ストア申請やリリース作業が発生 |
結果として、インフラや運用コストを抑えながら UX を向上させ、利用率・コンバージョンの改善につながります。
分析・運用
- 移動ヒートマップ で実際の導線を可視化し、レイアウトやサイン計画を最適化。
- エンゲージメント指標(POI 滞在、AR コンテンツ閲覧、クエスト完了、シェア数など)を追跡。
- オンライン編集 により、地点・ルート・メッセージをアプリ更新なしで即時反映。

対応プラットフォーム
- ネイティブ iOS
- ネイティブ Android
- Unity
- WebXR
- Web(8th Wall / WebAR)
- AR グラス(Rokid / XREAL / Pico など)
- AR Clip(インスタントアプリ、QR 起動)
さらに、AR Clip Mapper、360° パノラマ、Gaussian Splat などのワークフローにも対応しています。
VPS ロケーション追加の流れ(クイックスタート)
- データ取得 / インポート
- AR Clip Mapper でエリアを撮影、または動画・静止画・360° 素材をアップロード。
- マップ生成と検証
- space.web-ar.studio でマップ生成を待ち、カバレッジや特徴点密度を確認。
- ナビゲーション設定
- POI・ルート・ガイダンス文言を追加し、2D + AR や バーチャルガイド モードを有効化。
- SDK 統合
- 対象プラットフォームの SDK を導入し、マップ ID / API キーを設定して体験を公開。